61点
今ではハリウッド一稼ぐ監督となったマイケル・ベイの初々しさを感じる初監督作品。ウィル・スミスの出世作とも言われていますが、どちらかというと相棒のマーティン・ローレンスの得意なコメディ要素が目立った作りになっているポリスアクションです。
ベイ監督ならではのやたらと旋回するショットや少し安っぽいスローモーション。ヒット作『スピード』の音楽も担当したマーク・マンシーナのダイアナ・キングや2Pacなどのブラックミュージックの選曲は冴えています。ただ如何せん物語がね…。
アクションシーンがやや古いのは致し方ないとして
カット割りすぎで誰がどこにいて誰が誰に向かって発砲してるのか
まったく分からないシーンになってるのはいかがなものか。
監督のデビュー作ということですが、なんていうか、アクション、コメディ、仲間、事件、スタイリッシュ、派手、勘違い、スリルなどなど…やりたいことが多すぎて、欲張ってそれを全部入れたらムダにゴチャゴチャになってしまったというか、そんな感じです。