無人島に漂流。
過酷なサバイバルを描く151分の物語。
南太平洋の名もなき島、岩だらけの島に漂流する。植物はなく、雨水と島に生息しているワタリドリを食べて生き延びる。
赤いフンドシをなびかせ、SOSとしての旗を掲げるが航海中の船は全く見ることはない。
途中、生きることに負けてしまう生命、
淡々と過酷な状況に立ち向かい、自然に独りで立ち向かう。
きっと、楽しみが少ない中、単調な毎日が続くと気分が滅入るのだろう。
それでも生きるためには、ガムシャラな気持ちが必要であり、少しでも億劫な気持ちになってしまうと病に取り憑かれるような気がしました。
まだまだ先は長いのかと思っていたところ、
9年後に新たな漂流者が漂着。
新たな漂流者と知恵を出し合い、
協力して生き延びる。
ひとりの時は、誰かいないかと思い、
大勢になると、ひとりの時間が欲しくなる。
これは漂流しなくても同じだと思った。
それと大事なのは人間関係。
そっぽ向く奴が居たとしても、孤立させることは危険だと思えた。
干し肉にするためのワタリドリの撲殺場面は、本当に殺しているのではないだろうか。コンプライアンスなんか関係ない時代。今では抗議殺到するであろうか。
長時間の作品なので少々疲れました。