「ダーウィン賞(Darwin Awards)」をご存じでしょうか?
知らなければ是非ググってみてほしい題材。
自らのアホな行動で、死亡又は生殖能力を喪失し、そのアホな遺伝子を抹消。
「人類の進化に有益に貢献した」人物に対する皮肉として贈られる賞。
実にアメリカらしいブラックジョーク。
本作はそんな「愚かな死に方」をサンフランシスコ市警のマイケルと保険調査員シリが、プロファイリングしていく「Ⅹファイル」のような展開。
超高層ビルの強化ガラスが本当に割れないか体当たりして試して転落死した男など、トホホな事例に興味深々。
といったおいしい題材を取り上げたにも関らず、劇中マイケルとシリのちょっとした恋愛ドラマ!?が挿入され消化不良な展開が続く。
本作鑑賞の人は、ダーウィン賞的ケースの真相にしか興味がない筈、もっとダーウィン賞の事例を取り上げて欲しかった。
そのマイケルとシリの恋愛の行方には全く感情が入らない。
更に、ビデオカメラのドキュメンタリータッチの映像がドラマ部分を淡白にさせている・・・
あぁ。結局これもB級おバカ映画だった・・・