上海十月

華氏451の上海十月のレビュー・感想・評価

華氏451(1966年製作の映画)
3.3
「ファイヤーマン」と言うと円谷特撮の世代。本作は、本を燃やす仕事がファイヤーマン。「100分de名著」でやっていて、映画をテレビで昔観たなぁと。変なモノレールと本を燃やすのとラストのみんなブツブツ言っている事しか覚えてない。再見して思うのは、妻がテレビ演劇に参加していくところが結構恐ろしい。21世紀は、既にSNSにより本作のレベルに世間は達しているかもしれない。レイ・ブラッドベリーは、その後の承認欲求や陰謀論そして殺人まで起こっているとは、さすがに見通せなかった。今やテレビですら見ない現代人。ヌーヴェルヴァーグがSF撮るとギャグにしか思えないチャチーさで笑いと突っ込まざる得ない。SF嫌いだが、この程度ならと映画と本を愛するトリフォーは、監督したかったのだろう。しかし、「未知との遭遇」は、なんで出演したんだろうか?金に困っていたのか?SF嫌いのくせに。
上海十月

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