優しい世界…
大好きな『マイブックショップ』のヒロイン、エミリー・モーティマーがこの作品にも出ていると聞いて、
クリップしてたことを思い出しました。
今までにたくさんの方のレビューを目にしていたので、設定はなんとなく知っていて、
“ラースの彼女”が何者か(人間ではないこと)は分かっていたのですが、
いつもの妄想癖(⁇)で、
この“ラースの彼女”を女優さんが演じているものと勝手に私なりの映画を作ってました笑
“ラースの彼女”をエミリーが演じていると思ってて…笑笑
こんな妄想設定をしてしまっていたので、
もっとコメディなのかと思ってましたが、
良い意味で裏切られて
ラースの心の再生と家族愛の物語でした。
コメディでもないけど、シリアスすぎるという事もなく、
ただただ優しい世界観でした。
…という事で、“ラースの彼女”はホントの“お人形”で、
エミリー・モーティマーは脇役、主人公ラースの兄嫁の役でした。
エミリーは今作でも
ちょっとお節介だけど優しくて素敵な女性でした。
『マイブックショップ』の時と同じ、
ちょっと困り顔のエミリー・モーティマーがやっぱりとても私は好きです。
『ララランド』の時より少しふっくらしたライアン・ゴズリング。
(エミリーのことばかり書きましたが、ライアン・ゴズリングが主人公です笑)
ララランドの時の静かでダンディなライアンもめちゃくちゃ素敵で大好きですが、
また雰囲気の違うラース役のライアンもとても良かった。
とにかく出てくる人たちみんなが優しい。
ラース自身は人との関わりを避けているのに、ラースの周りには支えてくれる人たちがいて、
ラースの人柄なのかな⁇
みんなラースが好きなんだなぁと思いました。
そうじゃなかったら、人ではない“ラースの彼女”に対して、
みんなそこまでできるかなぁと💦
あの病院のシーンは笑えました😆
酸素マスクまで付けてるし笑
病院の先生やスタッフも、神父さんも…
みんな分かってるのに合わせてて、
ありえないほど優しい。
結局、自分を再生させるのは自分自身で、
自分の心を癒すことは自分にしかできない。
でもそれには周りの人たちが優しい目で見守ることが必要で、
“普通”を押し付ける無言の圧力は、
時にナイフのように人の心を傷付け、再生の邪魔をすることもある。
ラストまで優しい、とても好きな作品でした。
最近、すぐに満点を付けてしまうので、
ベストムービーを10個に決められなくて💦
今年は全く更新できてません…
Lars and the Real Girl