鑑賞記録＆感想
【初視聴】
leylaさん、"☛ 𝐓𝐡𝐚𝐧𝐤 𝐲𝐨𝐮 ☚″
★2008年度 第80回アカデミー賞(脚本賞)ノミネート。
彼が恋に落ちたのは…
等身大のリアルドール！
「彼女を紹介するよ」
そう言われて会った相手が、インターネットで注文した等身大のリアルドールだったら─？
――𝐒𝐭𝐨𝐫𝐲――
雪が降り積もる小さな田舎町に暮らすラース(ライアン・ゴズリング)は、人一倍優しいけどシャイで女の子が大の苦手。そんな彼がある日、恋人として兄夫婦に紹介したのは、なんと等身大のリアルドールだった！弟が完全に正気を失ったと呆然とする兄のガス(ポール・シュナイダー)。義妹のカリン(エミリー・モーティマー)はダグマー医師(パトリシア・クラークソン)に相談するが、「ラースの妄想を受け入れることが大切」と助言される。住民たちもラースへの愛情から、ビアンカを生身の女性として扱うことに協力。「彼女」の存在はいつしか人々の心を動かしていくが...。
アイデア・シリアスなコメディ・ユーモアがぎっしり詰まったこの作品の脚本の素晴らしさ！
ちょっとぽっちゃりしたライアン・ゴズリング。真面目で優しい演技が心にじわ～と染み込んできます。
弟の奇妙で滑稽な行動に動揺を隠せず葛藤する兄のガス。それを懐の深い妻のカリンの愛情に諭され、次第に平静を取り戻してゆく兄。
そして精神科のダグマー女医の患者に対して真摯に寄り添うセラピー。
ラースの周りを取り巻くすべてのコミュニティの理解と温かさに不思議と胸を打たれるハートウォーミング作品でした。
妄想と現実の間に…心の再生。
【ラブドール・ビアンカのプロフィール】
・デンマークとブラジルのハーフ。
・元宣教師でベジタリアン。
・看護師の資格を持っている。
