平田一

ウルヴァリン:X-MEN ZEROの平田一のネタバレレビュー・内容・結末

ウルヴァリン:X-MEN ZERO(2009年製作の映画)
3.9

このレビューはネタバレを含みます

旧3部作よりも更に遡って描かれる、ウルヴァリンことローガンが主人公のスピンオフ。“ウルヴァリン”の由来であったり、ストライカーとの因縁だったり、これまでの謎を詳しく解明していく作品ですが、何か今では別世界のお話だとか違うとか…

ただ旧シリーズよりもストライカーが面白い。過去作だと露骨な外道のクソジジイに過ぎなかったが、今回も策士だけど、中間管理職寄りで、中々苦労もし続けている、親しみやすさがありますねw

演じるダニー·ヒューストンもこれまでに体現してきた情けない小悪党をやはり巧みに演じてますし、ナイロビの蜂もだけど、やっぱこの人良いですね(笑)。

ガンビット/レミー·ルポーのテイラー·キッチュもカッコいい!警戒心剥き出しなのに、出迎えがマジックという、用事深いのか違うのかよく分からんのがおもろいw しっかし演じるテイラー·キッチュはこれ一本だけだなんて、マルチバースが可能になったし今なら再演可能では? そういう時世になったことだし、今なら同時に頓挫しちゃった、チャニング・テイタム版ガンビットも復活させてみては?と思う。ガンビットとガンビットで、ブロマンスも良いのでは?w

親切にもローガンを助けたハウレット夫婦も、後の最終作『ローガン』を思い出させる展開ですし、完全体『デッドプール』に連なるおしゃべりユーモアに、言うなればシン・ゴジラ第一段階的デップw…旧3部作よりも結構好感色ですね。

せめて話がしっかりしてれば、文句無しなんですが(いくらなんでも雑退場のミュータントが多すぎる。あとシリーズリンクの仕方、他にアイデア無かったの?)…。
平田一

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