あしからず

すて猫トラちゃんのあしからずのレビュー・感想・評価

すて猫トラちゃん(1947年製作の映画)
4.6
幸福が動いてる。もっと早く観たらよかった、日本アニメーションの父/政岡憲三作品。子猫目線で描く世界と擬人化された猫ちゃんの質量を感じさせる色気のある動画に感動。セル画なのにこの立体感。特にお母さん猫の厚みを感じさせる線と寝転がる動作の重みがすごい。子猫の丸く愛らしいフォルムは手塚治虫が影響受けてそう。180度回転シーンもやばい。
すて猫トラちゃんが帰るおうちを見つける展開は戦争孤児への救済なのか。
よかったよかったよかったね〜は永遠ループできる。
政岡憲三本人は無難と言ってるけれどすばらし
あしからず

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