田中絹代の名演よ
家から徐々に人が減っていく。
息子が、夫が、娘が、預かっていた男の子が。けれど増えるものもある、かつて父が一緒に働いた仲間や新たな奉公人。また婿の存在も仄めかされる。
これは家…
とてもよかった。8月は反戦映画月間として戦争映画を見続けているので、終戦記念日には、戦争のない<日々の幸せ>を描く作品にしようと思っていました。
終戦後7年、クリーニング店を再開して軌道に乗りはじ…
タイトルのイメージどおり、心が洗われる作品だった。全国児童綴方集から選ばれた作品を水木洋子が脚本。当時は子供たちも観たのかもしれない。
戦後間もない日本の庶民の日常をそのままドラマにしたような素…
香川京子が可愛い!!!
戦後の混乱の中、息子、夫を亡くして女手ひとつで洗濯屋を守り、子供を育てるおかあさん。
特に何があるわけでもない日常を毎日必死に生きてるだけなのにまさしく昔の「日本のおかあ…
次女のちゃこちゃんが髪の毛切られたことの重大さに気づくのがよかった。あと、父親も兄貴も画面の手前の方で横になってるのもいい。父が死んだとき、姉がうどんをよそってくれないから自分でやろうとするけど手が…
>>続きを読む一瞬だけど唐突な劇中劇の「終」に不覚にも驚いてしまった。女手一つで店を切り盛りして娘の香川京子が養女に出されるまでの悲劇ながら健気な家族の普遍性に小津安二郎的な面白さを見出せない。寝起きの片山明彦が…
>>続きを読む溝口が亡くなり、女性映画の「巨匠」として成瀬の定評が付く1960年代の、成瀬の脚本家は、主に松山善三となるが、それ以前、成瀬が自分で脚本を書いていない時の脚本家は、長らく東宝専属の脚本家として勤め…
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