まさなつ

おかあさんのまさなつのレビュー・感想・評価

おかあさん(1952年製作の映画)
4.4
おかあさんは幸せですか?

ニッポンのおかあさん=田中絹代さん。

戦後すぐの貧しい日本の原風景。

貧しくて何もないのに、さらに大事なものがどんどん奪われていく、、、引き算の展開。

でも、劇的なとこや泣かせるようなシーンを直接は描かない。端折って端折って、、日常描写の連続。

子供の前では決して苦労は見せず、でもふとした瞬間の表情に、、^^;

小学生の文集?をヒントに、日本を代表する脚本家の水木洋子のオリジナル。子供目線で描かれるので、悲痛ではなくちょっとコミカルだったりもする。

なのに、、、涙が止まらない。

1950年代の成瀬巳喜男監督は名作連発で神がかってます。

大好きで大切な心の映画。

すべてのおかあさんに捧げたい一作です!
まさなつ

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