3時間弱の長尺映画で、古いこともあり、挫けそうになりながら頑張って最後まで鑑賞。
暴君ネロが統治する西暦1世紀前期のローマ帝国。世界史的にも、宗教学的にもとても学びのある映画だった。
宣教師パウロとペテロの姿「そうだよ、それそれ!」って感じ。今後礼拝でパウロの話などが出たときには、この映画の俳優さんの姿で想像してしまいそうだ。皇帝ネロ役のピーター・ユスティノフも素晴らしかった。まさに暴君。登場からずっと見れるワガママっぷりは、ローマを焼き尽くす所業に絶大な説得力を与えていた。
まだ大衆に認められていない時代のキリスト教が、どのような扱いだったのか、映像で当時の雰囲気を感じ取ることができたのが個人的に凄く嬉しかった。パウロの伝道旅行の道筋をこの映画のパウロを思い浮かべながらいつか旅してみたいものだ。