このレビューはネタバレを含みます
82年公開。
ハーロックが主人公の(分かり易く云うと)単独作。
トチローとの運命的な出逢いから海賊キャプテン・ハーロックになるまでを描いております。エメラルダスも出るよ。
リアルタイム世代だけど当時は渋くて重たい作風に興味が湧かず、ちゃんと観ることはなかった。
ハーロック1世の声は石原裕次郎だしな。
地球は異星人に占領され、地球人は下僕のように使い回される設定はやはり重たい。そしてろくなことが起きない。苦しみ、涙し、悲嘆に暮れながら物語は進む。
故郷の地球を離れて海賊となる理由が描かれるわけだけど、当時の子供にはやはり渋すぎたのかも。おっさんとなった今の方が当然受け入れやすく、たのしめた。
本作の続きはTVシリーズ「無限軌道SSX」へ繋がるわけだが、翌年「ヤマト」の完結編が公開。そこで空前とも云える松本零士ブームは一時終息を迎える。