小間使の日記のOthelloのレビュー・感想・評価

　この映画は、オクターヴ・ミルボーの小説「小間使の日記」を原作としたルイス・ブニュエル監督による作品である。
　今作においても、ブルジョワ階級などに対する皮肉が込められているが、彼の後期の作品のような奇抜な作風ではなく、よりリアルに描かれている。
　彼の後期の作品を先に観たのでこの作品は新鮮に感じた。しかし、彼の独特のセンスや主演のジャンヌ・モローの魅力、テンポの良さ、ストーリーの面白さによって、時間があっという間に過ぎたように感じた。