パリから田舎のお屋敷に小間使いとしてやってきたセレスティーヌ
そこには女好きで狩りばっかりやってる主人とセレスティーヌにきつく当たる夫人、靴フェチの夫人の父親、感じの悪い下男、一家と仲の悪い高飛車な隣人、と変な人ばっかり住んでいた
この変な人描写は面白い
特に靴フェチのおじいちゃん、靴愛が強すぎてオモシロイ、なんかかわいく見えてくる
セレスティーヌは美人なのであらゆる男から誘われるけど上手く断ることができるし、フェチのおじいちゃんの言うことを聞いてあげたりするけど思い切り見下した目で見たりする
堂々としすぎて小間使いっぽくない
貴族よりも凛として品がある
殺された少女の犯人探しのために男たちを利用するんだけど、結局セレスティーヌは何をしたかったのか、どうなることが彼女の幸せなのかがよくわからなかった
あの畳み掛けは多分わざとですよね、何の暗喩なのか全然理解できませんでした
話がわかりにくくても全体的に変態的な艶かしさが漂うので見入ってしまうしヘンな人たちのキャラクターの魅力もあって面白かった