ゆい太郎

小間使の日記のゆい太郎のレビュー・感想・評価

小間使の日記(1963年製作の映画)
3.6
 ジャンヌ・モローさんの表情が秀逸な作品。この時ブニュエル監督は63、4歳。フランスに腰を下ろして初期に戻りつつある、とかなんとか映画紹介本に書いてあった。レストア版なのか白黒ではあったが、細部まで綺麗だった。無知ゆえに、宗教・ユダヤ人・戦争・ナチス・右翼・左翼など絡んでくると、複雑で悩んでしまう終わり方をしてた。が、個人的にはセリスティーヌが何したかったのかは不明で、不可解だった。ただ、セリスティーヌの時折り見せる頬杖が、靴フェチ死より、カタツムリより、私にとって印象深く、とてもとても華奢で美しかった。
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