女中という立場でありながら、意思が強くてきっぱりと自分の意見が言えるセレスティーヌ。誇りを失わない高潔さが気高く映る。
セレスティーヌは使われている立場なのに、どこか優越感を纏ってさえいる。
主人…
ジャンヌ・モローさんの表情が秀逸な作品。この時ブニュエル監督は63、4歳。フランスに腰を下ろして初期に戻りつつある、とかなんとか映画紹介本に書いてあった。レストア版なのか白黒ではあったが、細部まで…
>>続きを読む誰もが羨む、豪奢な暮らし。
足を踏み入れてはじめて分かる、そのむなしさ。
金に取り憑かれた人間の行く末は、あらかじめ決められているかのようだ。
ジャンヌ・モロー演じる美しき小間使いも、空虚なブルジョ…
このレビューはネタバレを含みます
パリから小間使い(メイド)としてやってきたセレスティーヌは「いつか天下の大将軍になってやる(嘘)」とでっかい野望を持っている。セレスティーヌが仕えることになったお屋敷の住人は一癖も二癖もあるある住人…
>>続きを読むルイス・ブニュエル鑑賞3本目。
ブニュエルの特徴はブルジョワ風刺と社会批判にあるようだが、これはコメディなの?と思いながらもブニュエルの変態性を楽しみました。
時代は1930年代半ばのフランス。…