この映画、ブニュエルのフランス復帰第一作目として語られることが多い作品であるが、メキシコ時代最終の問題作『皆殺しの天使』(1962)の流れで鑑賞した方がわりと理解しやすいのではないだろうか。『皆殺し…
>>続きを読む変態大集合のブニュエル作品。
20世紀初頭。パリの小間使だったセレスティーヌは、田舎貴族の家に奉公に来る。狩猟と女漁りに励む主人、家の実権を握る夫人、婦人靴に執着するその父、粗野な下男などそこには…
最強のメイド。
パリから田舎にやってきたセレスティーヌは、モンテイユ家のメイドとして雇われるが、このブルジョワ一家は全員強烈だった。一家の実権を握る妻はひたすら嫌味連発、夫はメイドを次々と孕ませる…
腐敗したブルジョア…だけではなく、社会そのものにメスを入れるような視線。
パリから田舎にやって来た小間使のセレスティーヌは、仕えている屋敷の住人たちやその周囲の人間をまじまじと観察する。
さらにある…
ルイス・ブニュエルがフランスで撮った作品。いつものシュルレアリスム、毒気は薄まったが映像は端正に撮られており美しい。やはりブニュエルらしく階級、制度、システム批判が本作でも炸裂している。
傲慢で腹…
1930年代のフランス。モダンな雰囲気を纏ったジャンヌ・モローが小間使いとしてパリから鄙びた土地に立つ豪邸にやってくる。夜な夜な部屋に呼び出し秘蔵の女性靴のコレクションを履かせる老主人。あらたな女中…
>>続きを読む出てくる男の大半が変態という気持ち悪いお話。昔の(今も多少いるでしょうかね?)貴族や金持ちは金と暇だけは持っているのでロクなことしか考えないのでしょうか…。支配されたくないと思っても、結局何か(お金…
>>続きを読む