ジャパニーズホラー、いわゆるJホラーと呼ばれるものの真髄は正にこの四谷怪談であろう。牡丹燈篭や怪談(耳なし芳一等)など名作の多い我が国の恐怖夜話。
本作品は実に丁寧にお岩さんの心情を描いている。素…
なんだかんだ上手くやれたはずの民谷伊右衛門とお岩が周りに翻弄される可哀想な四谷怪談。熟年夫婦を襲ったスレ違い悲劇物とでも言えばいいのか分からんが、これはこれでかなり良い。
中田庸子の絶妙に不幸そうな…
大スター長谷川一夫に気兼ねしたのか、お人好しの伊右衛門とは!!こういう設定も面白い。
様式美の匠三隅研次が監督なだけあり、ホラー映画にしては妙に幻想的で切ないラスト。最後まで品の良さが残った不思議…
お岩が殺されるまでをかなりじっくりやっていて、夫婦が少しずつすれ違っていく様が絶妙で面白い。あそこで一緒に出かけていれば…とか、鯛を食べてれば…とか、いろいろ思ってしまう。殺されて以降はジャンプカッ…
>>続きを読む大映4K映画祭の付属企画「ROAD TO THE MASTERPIECES」角川シネマ有楽町で観賞。
ビスタスクリーンでシネスコ上映かーと思っていたらなんと下からせり上がるマスクが稼動!この日一番の…
主人公の回りがクソ過ぎて目立たないが、長谷川一夫も浮気亭主というクソの癖に女房思いという絶妙に憎めないキャラで観客側に着地させるわけで、それはほぼ「長谷川一夫」というキャラに頼りきるというか、俳優側…
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