KotaroKinoshita

四谷怪談のKotaroKinoshitaのレビュー・感想・評価

四谷怪談(1959年製作の映画)
4.5
四谷怪談というと最近は中川信夫版の方が話題になりやすい気がするが、私は圧倒的に三隅派。それなりに複雑な関係性を、各キャラクターの機微を精緻に捉えて重ねていくことで無駄なく処理していくさまが見事だが、やはりラストの着物の演出が圧倒的に心を打つ。絵画のように美しい大映美術も他の四谷怪談映画の追随を許さない。あと、単純に怖い。


演出0.9
人物0.9
構成0.9
驚き0.9
趣味0.9


演出=総合的な演出
人間=俳優および被写体の魅力
構成=脚本や画面の全体的な構成
驚き=斬新さ、意外さ
趣味=個人的な好き嫌いの印象