ラブストーリーとしては面白い題材だ。
これまでゲイの存在は、あくまでも女性の慰め役で止まっていたはずだ。
ところがこれは二人が知りすぎてしまったがゆえに、女性のほうがゲイの男に恋愛感情を持ってしまう。
ジェニファー・アニストンの方にずいぶん自分勝手の印象がある。
だが最後の決断がそれまでのもやもやを解消して、素直にハッピーエンドとさせる。
ゲイ自体を受け入れている人が多いのも確かだが、こういうのは認められた国でしか実現不可能な物語だろう。
そしてゲイ役のポール・ラッドが出過ぎずで、ゲイ描写も控えめなのが節度ある現実感を醸し出して面白い。
それにしても女性の友達はゲイに限るとは、男性の心を知っているから同じように共感できるからだとか。なるほどね。