れれれざうるす

私の愛情の対象のれれれざうるすのレビュー・感想・評価

私の愛情の対象(1998年製作の映画)
3.7
ジェニファー・アニストンとポール・ラッドが演じる。
ゲイである友達に恋をしてしまうラブコメ。

恋人と別れたいからと別居したジェニファーは、気の合うゲイの友達とルームシェアすることに。しかしジェニファーは妊娠が発覚し、夫にはならずに子供を一緒に育ててくれないかと頼む。だが徐々にポールへ恋愛感情を抱いてしまう。

ほう、なかなか良い設定!
ジェニファーからしたら友達の延長線として恋人にすることは出来ても、ポールからするとそうはいかない。友情から愛情に変わることはない。
ポールが男と寝ると「生涯の伴侶は1人だけでしょ!」と…。ジェニファーなかなか勝手な女だなぁ。ポールはすごく優しい男だからジェニファーを傷付けたりしない。その優しさが仇になるんだろうね。
海外の記事か何かで”魅力的な男は全員ゲイ”と書いてるのを見たことあるが、このポールの役柄がまんまそれだと思う。(その記事がどういう魅力を指してたのかはわからんが)

しかし中盤までは良かったもののラストの荒さが目立つ…。「ええ!そっち!?」ってなったよね…。突然のアメリカンドラマ的展開に戸惑うしかなかった。
私が勝手にクィア要素のある映画に切なさを求めてるだけだから、これが逆に良いラストなのかもしれないけども…。
二人で踊るシーンは最高だったし、ジェニファーが他のゲイに人生について忠告されるシーンはかなり心に響いた。
こんな気の合う友達いる時点でそれがゲイだろうが楽しそうで羨ましいんだけどな〜!