亡骸のうえには合唱のシーツが掛けられるけれど、いつかの誰かは厭な予感に逃げ惑う悪夢にとらわれる。いつだっておいかけてくる洗脳のような支配。悪魔は悪魔に懺悔して、邪悪は崖の上から棄てられる。そんな夢を…
>>続きを読む才能よりも立場を優先し、真実を妨害する市長。不正。不正。たとえ黒猫が暗闇のなかに居なくてもそこから猫を捕まる。三人の友人のなかから四人の敵を見つけだす。多数者が全てを決め、民主主義を履き違える。まさ…
>>続きを読む1984年製作、2008年日本公開。
観る前は難解で途中で眠ってしまうかもと思っていたが、予想に反し一気に見入った。
キリスト教をベースに、独裁政治社会の悲劇、続く悲劇が描かれている。
音楽が効果的…
【 グルジア人映画監督の心意気 】
グルジア(ジョージア)🇬🇪映画作家の作品は、なかなか観る機会がないが、どこかシュールな描写と、どの国でも起こりうる独裁政治を風刺した、普遍的なメッセージ性があっ…
初テンギズ・アブラゼ。「祈り」(または「懺悔」)三部作の最終編。作られた順に観たいところだけれど、近隣上映を泣く泣く見送り唯一レンタルできる本作から挑戦。
きっと難解だろう、きっと分不相応な映画だ…
テンギス・アブラゼ「祈り」三部作のうちの三作目。三部作と言ってもつながりがあるわけではない。二作目は観ていないのでコメントできないが、一作目の「祈り」とも通ずる、キリスト教に起因する罪と罰が政治色強…
>>続きを読む60年代、70年代、そして今作は84年作ということで「三部作」扱い。先の二作には満点評価をさせていただいたが、今回は「普通」
三作合わせて振り返ると、作を追うごとに説明臭が強くなる気がして。
革…
反ソビエトの烙印を押されて長く公開できなかったそうだが、独裁の象徴の市長の描き方なんて包み隠さず嫌味たっぷりだしまぁ分かる。スターリン粛清時代の風刺との事だが、レーニン賞受賞した時に「レーニンの墓暴…
>>続きを読む(c) Georgia Film ,1984 (c) RUSCICO, 2003