ジャズ・セッションをする話。
時は幕末。大政奉還が行われ、時代が大きな変化を遂げている真っ最中。
誰も彼もが「佐幕」か「勤皇」のどちら側につくかで血気盛んになっている中で、静岡の小藩にアメリカから黒人たちが流れ着く。
小藩の城は交通の要衝に位置するため、幕府・薩長両方にとっての通り道。 いずれの側につくのが藩にとって得策なのか‥
そんなストーリーは途中からどうでもよくなり、ラスト20分はずっとジャズのセッションをしています。
藩主も家老も姫も女中も、みんなでセッション。
みんなで城も解体して、戊辰戦争も完全無視して、トランス状態で楽器を打ち鳴らす。
ミッキー・カーティスやらタモリやらも登場して、最後の方は本当にカオスでした。
なんか凄いもんを観た気になる映画でした。必ずしも面白かったわけではないですが、なんか凄かったです。