1986年、岡本喜八の作品。原作は筒井康隆です。
大名がジャズする映画です。ストーリーは単純なんだけれど、細かい笑いが散りばめられていて、結構笑ってしまいました。
これ、海外で観たら英→日→英で…
高校教師に勧められたので鑑賞。
江戸幕末時代、黒人奴隷が日本の小藩へ漂流してしまうのだが、そこの寛容で陽気な藩主と楽器を通じて打ち解けあい壮大なジャム・セッションをするという騒動を描いたもの。
オ…
このレビューはネタバレを含みます
喜怒哀楽…映画には表現方法が色々あるけれど、この作品はまさに"楽"。
音楽も"楽"だしね。
Jazzが染み付いたニューオリンズから流れ着いた黒人集が幕府の大名とJazzを通じて交流して行くストーリ…
なんてこった!
熱と埃と無知な島国根性と、終わらないジャズとダンスと舶来の楽器。
レイヤーが違う部分では戦争で人が死に明治になり、それでも踊り続ける、どれだけハッピーにいたらいいんだ、と叫ぶくらい…
天上天下筒井独尊②
筒井作品は大きく二つの分かれるの。善悪の彼岸なんかないとにかくなんだこれはってのが一つ(「虚構船団」や「虚人たち」、初期なら「東海道戦争」「村井長庵」なんかもそうね)。でもう一…
雅楽の篳篥(ひちりき)がジャズのクラリネットとつながるのうれしいね
どんな時代にも音楽は人のなかにあって、その音に耳をすませばそこには生まれも制度もないと言われているみたいで泣いてしまった
戦争…