社会問題を題材としたコメディ作品を得意とする原隆仁監督が、企業買収の危機に瀕した通販会社のOLたちが会社を守るために奮闘する姿をユーモラスに描いたドラマ映画。
当時のTVドラマによくあったコメディタッチの軽い内容の映画だが、この頃に旬だった女優やタレントたち、坂井真紀（ショートヘアが可愛い）、細川直美（国民的美少女コンテスト出身だけあって美人）、奥山佳恵（バラドルとしてひっぱりだこだった）、中島ひろ子（やっぱり『櫻の園』が印象的）、井出薫などが懐かしいこともあって、娯楽映画として単純に楽しめた。そういえば、当時『ショムニ』をはじめとして、こんなOLもののドラマが結構流行っていた気がする。個人的にはマイナーだけど『OLヴィジュアル系』が好きだった。
映画の中で、坂井真紀が演じる主人公の佐倉ふぶきがカスタマーサービス課に左遷されて、クレーム処理に利用者のところに直接訪れるというシーンがある。今どきネットショッピングでミスがあっても直接社員が来るなんてことはありえないが、Amazon日本法人がまだなかった当時は本当にこうだったんだよなあ。発送ミスでクレームをしたその日に社員の人が自宅に来たので驚いたことを思い出した。
