ヤスマサ

デーヴのヤスマサのレビュー・感想・評価

デーヴ(1993年製作の映画)
3.9
替え玉の大統領が活躍するポリティカル・ヒューマン・コメディ。
アメリカ大統領に瓜二つのデーブ(ケビン・クライン)は、一夜限りの約束で受けた大統領の代役を、大統領の急病で延長させられ、しばらく言われるがままに演じていたが、やがて持ち前の誠実さで、国を引っ張る活躍を見せていく。

替え玉が国を動かすまでの活躍を見せる話しは珍しくないが、デーブの性格が手伝ってか、ついのめり込んで観てしまう。
ファーストレディ・エレン(シガニー・ウィバー)との関係や、スキャンダルまで持ち上がり、デーブが元の生活に戻るのに、最後はどうやって納めるのかが、この映画の見せどころだろう。
SPの「あなたのためなら死ねる」という言葉には、胸が詰まった。
最後の最後まで楽しく痛快で、満足できる映画だ。
ヤスマサ

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