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レッド・オクトーバーを追え!のぉゅのレビュー・感想・評価

3.5
2020年 鑑賞
トム・クランシー先生の小説が原作。「プレデター」「ダイ・ハード」等のジョン・マクティアナンさんが監督。

“ショーン・コネリー氏追悼”
冷戦時代のソ連。ムルマンスク港よりタイフーン級原子力潜水艦「レッド・オクトーバー」が出航する。艦長を担っているのはマルコ・ラミウス(ショーン・コネリーさん)である。世界の軍事関係者より尊敬と畏怖の念を以って仰ぎ見られるラミウスはソ連の体制に不満を持ち、アメリカ合衆国への亡命を画策し...

「十月革命」から名を取られた原子力潜水艦。政府側の監視役のイワン・プーチン政治士官(ピーター・ファースさん)が事故に見せ掛け殺害された...
ラミウスは亡命?腹心の士官のみ載せている。ラミウスはロシア人ではなく、リトアニア人。妻の一周忌の命日... そう語る、アメリカCIAの情報分析官、ジャック・ライアン(アレック・ボールドウィンさん)。だが、誰も信じない... 信じさせるには、3日以内に命をかけ、ラミウスと接触し、証拠を見せなければいけない。

交錯するソ連とアメリカの思惑... ラミウスたちと、その他レッド・オクトーバーの乗組員たちの気持ち... アメリカCIAとライアンの思い...

亡命の意思を持たないレッド・オクトーバーの乗組員は、虚偽の放射汚染で、別の艦へと乗り込むのだが、レッド・オクトーバーに破壊工作員が隠れており...

冷戦時の東西問題下、亡命なんて考えられなかったはず。なんせ情報の交換などできようのない状況... ラミウスたち亡命は、アメリカの誰かが、それを感じ取ってくれる “誰か” がいると信じ、命をかけて亡命をしようと行動していたはず。その “誰か” がライアンだった。ライアンはラミウスの思い、亡命の意思、信じる心を読み取ったのだから... だからライアンに潜水艦の舵を持たせるラミウスの信じる心に惚れた!
そして、夜のあのシーンの2人の会話が染みた!鍵は釣りだよ!

ショーン・コネリーさんのご冥福をお祈りします。「007」「アンタッチャブル」「ザ・ロック」等も必ず観る。名作をたくさん残していただき、ありがとうございました。

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