TAK44マグナム

ドゥームズデイのTAK44マグナムのレビュー・感想・評価

ドゥームズデイ(2008年製作の映画)
4.0
「ディセント」の二ール・マーシャル監督が己の好きなテイストを気の済むまでぶち込んだSFヴァイオレンスアクション。
主演は「アンダーワールドビギンズ」のローナ・ミトラ。

ウィルス感染により危機をむかえたイギリス。
まだ市民がいるのに感染区域全てを完全隔離して、とりあえず危機を脱したが、数年後に壁の中を監視していると、なんとまだ生きている人間がいた!
ということは中でワクチンが作られたのかもしれない・・・?
そこで政府は調査チームを編成。
チームは特殊装甲車で隔離地区へ侵入するのだが、そこは人の肉を喰って興奮しまくりの「ヒャッハー!」なパンクス達と、古代ローマのコスプレした人々が何故か生き延びている、暴力が支配する世紀末的な世界になっていた!

・・・などと言う、とんでもなく狂った設定の映画です。
パンクスたちがワーワー言いながら、チームの一人を焼いて食ってしまうシーンなんか、マジでキチガイ沙汰。
基本的には普通のアクション映画なんだけど、「ニューヨーク1997」とか「マッドマックス」シリーズ、それに「グラデュエーター」「エイリアン2」など、製作側が好きな映画をごちゃまぜにした結果、なんとも妙ちくりんな代物が出来上がった模様。
でも、それが面白いんですよ。ヘンテコな映画好きにはたまらない魅力が詰まっています。

あわよくば続編を作りたい感じがアリアリなラストだけど、残念ながら未だにパート2の情報は聞こえてこないなあ。

※再レビュー

セル・ブルーレイにて