このレビューはネタバレを含みます
自然の中に放り出された人間(子ども)たち、のようで良かった
滝から滑り落ちていかだに乗ってたらい船で闘って
そのまま、わんぱくなままでいられたらよかった、
戦争においても男と女、花火に燃える
女は…
わんぱく サル で笑えてるうちは
人間が始めた戦争に人間が支配される 間違った憧れもキラキラ 男だから
銃の隙間からのショットとお風呂上がり綺麗
悲喜と夢現こもごも少年時代と戦争
エンドロールの…
鷲尾いさ子さんが妖艶なのはもちろんだけど、ちびっ子たちの無邪気さ純粋さ本当に弾けた元気っぷり、瑞々しくてピチピチ!とした感じが全編通して伝わってくる。加えて夏の暑さと汗、ひんやりとした川の水としんと…
>>続きを読む鷲尾いさ子がもはや概念として昇華されていてよかった、繰り広げられるファンタジーと、それを抑圧する現実の息苦しさにこっちまで身を押さえつけられるようだった
尾美としのりが「戦争に行かせてくれ」と、花火…
このレビューはネタバレを含みます
戦争に行く男と売られる女の話。
男だから、と言って戦争に行くことを決意するシーンはよかった。
当初、子供向けかと思ったが、ヌードやcfmn、女風呂等、ターゲットがわからない。特に鷲尾いさ子のヌード…
美少女萌えノスタルジック大林とヘンテコビジュアリスト大林と戦争批判大林とが有機的に共存。情報量と想像力の大氾濫に陥ることなく、フィックス撮影の中で(比較的)抑制されて希有な調和を保っている(気がする…
>>続きを読む晩年の『この空の花』以降の作品に見られるスペクタクルな作風を予感させる作品。
子どもたちの戦争ごっこと現実に大人がしている戦争のどこに違いがあるのだろうかと思わずにはいられない。
これまでと打って変…
小津的な瞬間が多数。分かりやすいとこだと鷲尾いさ子と少年が出会うところの切り返し。よく考えてみるとセリフ回しや視線のやり方にもそれを感じる。
フィックスのフレーム内を存分に動き回る子どもたちのアクシ…
橋上から儚く花火が降り注ぐ中、「男だから、」と無意識ながらに答える尾美としのりの無垢な表情がとてつもなく切なくて、戦争の矛盾を抱えた少年にこびりついた観念に、「、女はどうするの?」と聞くお昌ちゃん。…
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