ちっちゅう

東京タワー オカンとボクと、時々、オトンのちっちゅうのレビュー・感想・評価

3.0
2020.09.12(土)
特に事件が起きるわけではなく
たんたんと人生をつづった回顧録のような作品。

結婚に失敗し癌に苦しんだとはいえ
母は幸せな人生を送ったのだと思う。
迷惑かけ放題だけど呼び寄せてくれる息子、
周りに人がたくさんいて、死んだら悲しんでもらえる人生。
そしてそれを幸せと思える自分。

若い時に観たらもっと退屈に感じられただろう。
40代も後半になると親を看、子どもを見るだけでなく
いつか看られることも考えるようになる。
観る年代によって感想は変わってくるだろう。

全編にわたりオダギリジョーの声に魅了された。