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ノートルダムの鐘のjellyfishのレビュー・感想・評価

ノートルダムの鐘(1996年製作の映画)
4.0
差別や偏見が争いを生む。

障害を持って生まれ、まだ赤ん坊の時に母親を殺されたカジモドは、心は優しいけどその見た目に伴う先入観から街の人には"怪物"と呼ばれて、ずっと外に出ることは許されずにノートルダム大聖堂の鐘楼で3体の石像たちと一緒に暮らしてきた。
そこから物語は始まって行くんだけど、、、

ディズニーアニメにしては珍しい過激で残酷な描写が結構あって、特に祭りで民衆がカジモドを嘲笑わらい縄で縛り上げトマトを投げつけるシーンや、とある一家を家に閉じ込めて火を放つシーンは初めて観た時とてもショッキングなものだった。実写化が予定されていたみたいだけど、差別や偏見、その内容の重さから「しっかりと深堀りし、議論していかなければならない現実的な問題がたくさんあるから」と制作がストップしているらしい。
重要なテーマだからこそ是非やってもらいたいんだけどなぁ。
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