このレビューはネタバレを含みます
金ロー録画にてウン十年ぶりに観た。
舞台は15世紀のルネサンス期らしいが、アニメ時代もディズニー・ルネサンス期の作品。レイシズム/障害差者別/ミソジニー/ 宗教の取り扱いなどは、21世紀の現在から観ても先進的。
2枚目の騎士フィーバスは兎も角、障害者で外見上のハンデもある主役のカジモド、ジプシーとして自活していて戦闘力もあるリベラルヒロインのエスメラルダ、カジモドの育ての親であり現代的な有害男性性を持つフロローの三人はディズニーアニメの登場人物として、当時としてはかなり特殊だったと思う。ついでに言えば、ヒロインが主役ではなくライバルと結ばれるのも特殊。
暗く陰湿な作品に見えるも、歌や演出の完成度が高く、30年前の子どもの私も楽しんで観ていた。思いっきり歴史修正してる前作ポカホンタスは無視で良いので、みんな本作を観るべき。