このレビューはネタバレを含みます
自分が「人間と怪物」というテーマがそもそも好きなのもあるけど、この作品はディズニー映画の中でもかなり現実的なので、個人的に一番好き。
まず音楽が最高。アランメンケン最高傑作。
特に好きなのが、僕の願い。カジモドが1日でいいから外に出てみたいと歌う裏でチャイム(ノートルダムの鐘)の音が響くんだけど、その鐘が自由になりたがるカジモドを塔に引きずり込んでいる感じがして切なくて好き。
誰かの一言ですぐ手のひら返しする民衆の集団心理と同調圧力が怖い。
フロローはエスメラルダに恋しているんじゃなくて欲情しているから気持ち悪い。
カジモドがエスメラルダと結ばれず友達で終わるところが現実的で好き。