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アンデルセン物語のメルのレビュー・感想・評価

アンデルセン物語(1952年製作の映画)
3.7
アンデルセン童話で有名なハンス・クリスチャン・アンデルセンを主人公にしたミュージカル。

村の子供たちを集めて創作話を語り聞かせる人気者の靴職人のアンデルセン。
彼はコペンハーゲンに出てそこで知り合った美しいバレリーナに恋をする、そして彼女への想いを込めて「人魚姫」の話を書くが…。

コミカルなストーリーで、アンデルセンは思い込みの激しいお調子者として描かれているが、改めて彼の名作童話が本当に数多くあることに驚いた。

アンデルセン役は芸達者なダニー・ケイ。
劇中のバレエの振り付けはあのローラン・プティ。
彼は後半のバレエ「人魚姫」の王子役でも登場しバレエを披露する。
バレリーナ役はローラン・プティの奥様でもあるジジ・ジャンメールで美しい踊りを見せてくれる。
そして演出家役はヒッチコックの「見知らぬ乗客」、ヴィスコンティの「夏の嵐」のファーリー・グレンジャー。

個人的にはこれだけの登場人物を見るだけでも楽しめる作品でした。
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