抒情詩的、というのかな?
長回しと、ゆったりとした時間の流れと、引いたカメラによる建物さえも景色の一部となる映像で、心地好い時間に浸れる。
なんだけど、アンゲロプロス監督作品はつい先日『蜂の旅人』…
ギリシャ内戦の過酷さ、その重さが映画の全編を覆っている。暗い色調、風雨、汚れた雪、これがギリシャかと思うほどの陰鬱とした風景。
枢軸国による過酷な占領、それに対して抵抗運動を組織ししていく人びと、…
理解できたか、と問われれば、わからん、と答えるしかない。難解のようで、話はつかめるのだが、何を言いたいのかが掴めない。
内戦でソ連に亡命していた父が32年ぶりに帰って来た。しかし村人からは冷たい仕打…
ラストシーンが余りに素晴らしい。結局この映画は32年間も行方不明だった夫を待ち続けた老婦人の物語であった。
映画監督のアレキサンドロスの父がソ連から32年ぶりに帰ってくる。オープニングの子供のいた…
長回し、セリフ少な目、奇妙なストーリー。すべてが好みにぶっささった!!
エンディングもすごくよかった。わけわかんないけど、美しさを感じた
奇妙なメタ構造は別になくてもよかったかなとは思った
ただ、…
老人になって戻ってきた共産主義者が、変わり果てた故郷で売国奴とたらい回しにされアウトキャストにされ、と基本それだけのシンプルな話だが、焦点をその周りの登場人物にも分散させたのがあんまし自分には合わな…
>>続きを読む山の無法者の声、軍事裁判で自分が四度も死刑宣告をされた新聞記事、国籍を持たない者
スピロが墓場で踊るシーンがすばらしい(バイオリン、ギリシャの山岳民族の音楽なのかな)
なぜ土地がひとの所有物なのだろ…
私だよ
国境や、あの頃とは変わった人々、もしくは時代の流れによって、魂の置き場所を失った老人と、その奥さんが共に消えていくラストは、儚くも美しいなぁと。
国籍を持つ人々は、私だよ、と簡単に自分のア…
リンゴは腐ってしまった…
歴史を撮ってきたアンゲロプロスが歴史を背景に、"人間"を撮った転換点となる一作。政治的理由で迫害された老人が32年ぶりに帰郷するも、変わってしまった故郷に馴染めず再び追わ…