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イーオン・フラックスのAirconのレビュー・感想・評価

イーオン・フラックス(2005年製作の映画)
3.3
2415年、グッドチャイルド家が治めるとある公国。
自然界が汚染されていると思い込まされている民衆は壁の内側で、政府の圧政に耐えている。
その中で秘密裏にレジスタンス活動をしている主人公、という設定。

完全にマトリックス後のSFアクションといった感じ。

ヴィジュアル面では、
日本、フューチャーモダンな建築、グロテスクな植物、などの要素が強かった。
日の丸、黒髪とか前髪パッツン、石垣、忍者、忍者屋敷的なギミック、畳、掘りごたつ、桜など、いたるところに日本のエッセンスが。
輪廻転生的な概念も仏教的。

メッセージとしては、
監視社会への警鐘、黙って政府の圧政に屈さず声をあげることの必要性、一度きりの人生を悔いなく過ごそう、など。
メッセージはあっても肝心の中身がない。
逆だと酷いのを証明してるようで全然関係ないような。
寓話的で説得力は無い。

メモ
トレインスポッティングのシックボーイ出てきた。
フランシスマクドーマンドも出てきた。
微妙にレオンっぽい演出も。
電車とか駅とかデザインだけ未来っぽくして、あとは現代と変わらないのはSF描写としては残念系。
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