こぅ

シカゴ・コネクション/夢みて走れのこぅのレビュー・感想・評価

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㊗︎廉価版Blu-ray発売記念レヴュー④/?

ピーター・ハイアムズ監督による、
【バディ・アクション・コメディ】。


レイ(グレゴリー・ハインズ)とダニー(ビリ・クリ)はシカゴ警察のタフな刑事コンビ。
激務に明け暮れるダニーに朗報が。
亡くなった親戚が 4万$の遺産 を彼に残したというのだ。
2人組は、マフィアのフリオ・ゴンザレス(ジミー・スミッツ)を追う一方、危険ばかりがつきまとう仕事に見切りをつけ、退職を決意。
遺産を元手にフロリダでバーを開くことにした彼らは最後の仕事でもあるフリオ逮捕に乗り出す…。


OPテーマ曲からザ・’80年代が味わえる。
https://youtu.be/H5foIppw-jU?si=PQN5YwFOCmiI7K5g

序盤、
マークしていた大物、フリオの手下、5万$を所持していたスネーク(ジョー・パントリアーノ)をとっ捕まえて、出汁に使って何とかフリオを逮捕したのだが、、まさかの即釈放。

前半で、
ある大きなミスをした2人が、休暇を命じられ、フロリダバカンスパートとか特に不要で、テンポを削がれている。

後半戦が、
鰻上りに面白いと言うか、やっと本調子になる。

フリオを追い詰めるも取り逃がした、、

先回りして
手柄を上げようと、刺青屋のフアンから情報を得て、ヤクの密輸空港パートでの二転三転や、
ガキに落書きされた車をタクシーに塗装され、改造されて防弾ガラスになった車で、神父と尼を乗せたまま 線路上 で繰り広げるカーチェイスはハイライトで、
車に乗ったままスクラップにされそうになったり、監督は、やっぱり 破壊 するのが好きなんだな、と。

ダニーの元妻、
アンナ(ダーラン・フリューゲル)がパツキンで可愛いのだが、
彼女をフリオが人質にとって、押収された麻薬と引き換えに向かうはラストステージのデカい市役所内銃撃戦へ。


締めは、カラッと潔い。

総評:
ピーター監督デヴュー作の【破壊!】以来、もう1つのバディ・アクションで、時代も違い、2作は明確に 毛色 が違う。
【破壊!】は、'70年代の気怠いさ/硬派が出ていて、締めも ビター だが、本作は、'80年代らしい終始 カラッとした 仕上がりで、一般エンタメ志向の観やすさ。
撮影も監督が行なっているが、【破壊!】のようなクセ/アク/キレは感じられ無い←これも年代に合わせたシンプル作風か。
暗部でのライティングは満点!
ギャグ/ユーモアも有るには有るが、今一つ効いていないのは、ビリ・クリは良いとして相棒役のグレゴリーがパッとせず若干堅いような気がした。
キャスティングがエディ・マーフィーならまた印象は違ったであろう。
吹替推奨。
ライターが2人のせいか、尺は無駄を最低10分は削れるはず。
こぅ

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