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トリコロール/青の愛のNのレビュー・感想・評価

トリコロール/青の愛(1993年製作の映画)
3.7
終始青い画面、落ちていく感情と人、突如差し込まれる合唱
毒々しい青ではなく、紺に近いようなミッドナイトブルーのような青い画面はとても綺麗で。
ジュリーの憂鬱な感情と呪縛。
最後はあんな形でも解放されてよかったのでは。

ジュリーという主人公がとってもかっこよくて、ショートボブの髪型も、紺を基調とした服装も、絶望を制作への熱量に昇華する強さも。強さの中に弱さもしっかりあるところとか。
子どもに対する恐怖を隠さず受け入れて許し許され。もしかしたらこの映画って許しの映画なのかもね。許してという言葉が印象的だった。
紺のジップアップセーターにデニムでアメスピがあんなに似合う女になりたいね。
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