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トリコロール/青の愛のsのレビュー・感想・評価

トリコロール/青の愛(1993年製作の映画)
4.0
愛と哀しみの協奏曲。自由の象徴としての青。過去の愛(執着)からの自由。夫が作曲家なのだからそりゃそうなのだが随所に挟まれる壮大な音楽が少し苦手かもしれない。フランソワ・オゾンと同じ匂い。楽譜をゴミ収集車に投げ入れた後、暖炉の青い炎をバックにしてバッグの中から出てきた青いキャンディをガリガリ食べるビノシュのアップを映すシーンが好きすぎる。

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わたしに預言をする力があり、あらゆる奥義とあらゆる知識とに通じていても、また、山を移すほどの強い信仰があっても、もし愛がなければ、わたしは無に等しい。
いつまでも存続するものは、信仰と希望と愛と、この三つである。このうちで最も大いなるものは、愛である。
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