史実再現ものとして楽しめました。
クリントイーストウッド映画ということで、いいものと悪いものがパッカリ別れているのが特徴です。
両者が極端であまり心の葛藤もないので安心して見られるって言えばそうなんですが。。
しかし。。行方不明の捜索願を出していた息子の代わりに違う少年が警察から戻されてきて、「この子違います」と言った。途端精神病院送りってすごい時代ですね。
ちょっとアメリカきつい。
牧師の役割も良かったね。この牧師も言ってたけども、彼の宗派は長老会で、映画「二人の女王」でカトリックのメアリーから追い出される。過激な彼が教祖なんだよね。
色々と歴史は繋がってるということで。。
しかし、一番最後の終わり方がなんか綺麗すぎたな。。
普通の人間として同じ立場(子供が失踪、暴力を受けていた)の親との共通した被害者としての連帯はもちろんあると思う。そして、もし同じ立場の人間が一足抜き出てしまった場合、決して自分に及ぶことはないが、他人の少しの幸福さえ妬んでしまうことはないのだろうか。自分の息子の供述が得られたことに大きな喜びを感じると共に、自分の息子は帰ってこないという落胆のこの複雑な感情をアンジェリーナジョリーがしっかり演じていたかどうかは少し言いがたい。
しかし、彼女はグラビアや私生活だけの女優さんではないことがよく分かる。17歳の地図的なああゆう感じはこの人、一生似合うのかも。
彼女の1920 年代 30 年代ファッションが楽しめますのでよろしく。