NK

チェンジリングのNKのネタバレレビュー・内容・結末

チェンジリング(2008年製作の映画)
4.2

このレビューはネタバレを含みます

シングルマザーのクリスティンは息子ウォルターと暮らしていましたが、ある日クリスティンが仕事から帰ってくるとウォルターの姿が見当たらない。警察に連絡しても24時間経ってないと捜索できないとか…(そんな事ある?)その5ヶ月後、ウォルターを見つけたと言って警察から引き渡された少年は全くの別人だった。息子は一体どこへ…?
最後までどうなるか展開の読めないストーリー。息子のために警察組織に立ち向かう母親の強さと正義と子どもへの愛。ウォルターの捜索とは全く別のところで発生した事件、一体何の関係があるのか?最後まで飽きることなく鑑賞しました。
それにしてもゴードンノースコット事件の胸糞の悪いこともさることながら、警察の腐敗がどんな言葉で表現して良いかわからないくらいに酷い。警察に対して文句言った奴は全員精神病棟行き。自分が間違ってましたと認めなければ退院できないとか、現代では考えられない腐りよう。
それに対して警察の腐敗を暴こうと協力してくれる牧師さんなど良い人も出てきて、最終的には担当した警官や署長に罰がくだったのはスカッとした。
ウォルターと同じタイミングで誘拐された少年が最後に見つかったのはよかったけど、実際ウォルターはどこに行ってしまったのか…最後まで探し続けたクリスティンの母親として、そして人間としての強さに感動しました。これだけ濃い内容であるにも関わらず、実話を基に作られた作品であるという事が驚き。監督はクリントイーストウッド、さすがです。
今までアンジェリーナジョリーの作品をあまり見てこなかったのですが、演技めちゃくちゃうますぎ。別の作品も見てみたくなりました。
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