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チェンジリングのぱのレビュー・感想・評価

チェンジリング(2008年製作の映画)
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タイトルから想像するような運命や子育ての愛についての映画ではなく、変わったバランスの作品だった。

犯人よりも警察の方が印象に残り、そもそも犯人のバックグラウンドは一切語られない。

絞首刑や電気ショックを丁寧に描いたり、入れ替わりでやってきた少年の素性など、妙なこだわりとドライな部分がある。


牧師が度々母親を助けるが、犯人もまた神に救いを求める。
権力や宗教について、または善意やもっと多様な意味での“”取り替え“”、交換を描きたかったのかもしれないとも感じた。
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