あろわ

チェンジリングのあろわのレビュー・感想・評価

チェンジリング(2008年製作の映画)
4.5
"チェンジリング"とは、妖精がかわいい子供と醜い子供とを交換したという西洋のおとぎ話からきた言葉で、"取り替えられた子ども"という意味を持つ。

1928年3月のある日。シングルマザーのクリスティン・コリンズが家に帰ると、9歳のひとり息子ウォルターの姿がない。警察の初動は遅く、何の手がかりもないまま時が過ぎる。
失踪から5ヶ月後、ウォルターがみつかったとの知らせを受け涙ながらに迎えに行くもその子は明らかに自分の息子ではなく…
明白な証拠もあり必死に警察に訴えるが鼻から相手にされず、仕舞いには精神病棟へ強制的に放り込まれるクリスティン(警察の言葉で言うと、送り届けられる)。
そうしている間に「何人もの子どもを殺した」と証言する少年があらわれ……

観たあと一時放心してしまった。
二つのまったく別の事件が絡み合い、理不尽が重なり、言葉がでない。
本作はゴードン・ノースコット事件という実話がもとになっている。調べてみると映画で描かれた以上に気分の悪い事件…
とても悲しい気持ちになるけど、とてもよくできた映画だった。
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