GMKゴースト

ゴジラVSキングギドラのGMKゴーストのネタバレレビュー・内容・結末

ゴジラVSキングギドラ(1991年製作の映画)
4.0

このレビューはネタバレを含みます

◯進藤会長を通して描かれる人間の身勝手さ
 ラゴス島の警告からゴジラを救世主だと
 信じ込み、核を搭載した原子力潜水艦を
 保有するなど傲慢ぶりだったが、
 復活したゴジラによって現実を
 突きつけられ、ゴジラに引導を
 渡されることを選択する。
 ゴジラと見つめ合うシーンは必見。
 心なしかゴジラ側も複雑な感情を
 持っているように見える。
◯SFオマージュてんこ盛り
 空飛ぶ円盤。
 23世紀の未来人。
 タイムスリープ。
 テレポーテーション。
 高性能アンドロイド。
 どこかで見たような設定を
 これでもかと詰め込まれている。
 23世紀に日本が世界最大の
 経済大国になるというバブル時代
 ならではのとんでも設定。
◯明かされるゴジラ誕生
 ゴジラザウルス登場。
 ゴジラが誕生した経緯の描写。
◯ギドゴジ
 初の100m級。
 ビオゴジに負けず良い顔。
 新宿で大暴れ。
 最後まで人類の敵であるところが良い。
◯キングギドラ(ドラッド)
 こちらも変異前の生物ドラッド登場。
 未来人に操られて日本を攻撃。
 昭和と比べると西洋に竜に近いデザイン。
◯メカキングギドラ
 未来人によって改造・蘇生。
 メカゴジラとは違い、半分生物なのが特徴。
 ワイヤー、アームを使ったゴジラ捕獲装置。
△操作怪獣キングギドラ
 未来人が操作しているうちはゴジラにも
 優勢だったが、未来人が操作を失った途端に
 弱体化してゴジラに敗北。
 メカキングギドラとして復活後は完全に
 兵器になり操作される。
 昭和の頃からだが不憫な怪獣感が否めない。
△SF描写
 SFの描写に関しては同時期の洋画に比べると
 技術が追いついていない部分があり、
 シュールになってしまう場面がある。
△間抜けすぎる未来人
 未来人の計画に穴がありすぎる。
 ゴジラを抹殺するならゴジラザウルスを
 転移ではなくその場で殺すべき。
 ゴジラ復活後にゴジラを殺さず
 キングギドラと同時に日本を破壊すれば
 良いのに真っ先にゴジラを倒そうとしてしまう
 無能ぶり。
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