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丹波哲郎の大霊界2 死んだらおどろいた!!のumihayatoのレビュー・感想・評価

5.0
『ビックバンで生まれた反物質こそが、大霊界なのだ!!』!(ズバババーン!!!)
丹波先生が言うんだから間違いない。

某ラジオにて脚本家・三宅隆太氏のおすすめでずっと見たいと思ってた今作。

お話がまずぶっ飛んでいて
始まった瞬間、主人公(丹波哲郎)が妻殺しの罪で死刑になり霊界へ。
が、実は妻殺しは知人にハメられた濡れ衣だった。
しかし主人公は霊界の素晴らしさに偉く感動。妻とも再会して幸せの絶頂。
そして「寿命より早くこんな良い所に来れた。彼(真犯人)にお礼が言いたい。」と言い出す。
なんなら前世で彼の妻を殺してた事が判明して「お詫びを言いたい」とすら言い出す。
そうして地上に行き、真犯人になんとか気持ちを伝えようとするも、生きてる真犯人からしたら全てが心霊現象。
病んでしまった真犯人は自殺してしまい、1番過酷な地獄に行ってしまった!
助けに行かなくては!
と言うお話。

理屈が意味わからんので笑えるが
映画としては前作の方が面白い。
しかし、前世で言及された"カルマの清算"というとこに踏み込むことで新しいメッセージも入っていたり、ちゃんと考えて作ってるなぁと言う印象。偉い。
まだまだ語りたいことがある!と言う気持ちが溢れているなぁと。

霊界でのシーンがちょっとミッドサマー入ってるので、アリ・アスターは今作を見てるか、今作に関わった誰かの生まれ変わり説が濃厚。
E.Tか未知との遭遇のオマージュぽいとこもあり。

んでまさかのオチ。
おどろいたよこりゃ。
人間界とは魂の修行の場。
何度も生まれ変わって向上してくんだとさ。
イイハナシダナー。
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