『ダーティファイター』の続編。クリントの汚いファイトを期待してると裏切られる(笑)。
映画公開時に地元の弐番館で鑑賞して以来となる。
カントリーと女と酒と喧嘩を緩やかに描いたコメディ作。ファイロ・ベトーなるテキサスの腕っぱしの強い男にストリート・ファイトで金儲けしようと小物マフィアが仕組むが、ベトーの母さんや中年暴走族のブラックウィドーを巻き込み脱線しながら描いていく。
そこに当時の彼女であるソンドラ・ロックを起用し、更にはオラウータンのクライドの暴走もあったりとひたすら緩く楽しい作品。
肝心のストリートファイトは最後の300分程度ではあるが、見所は多数あったよね。東部のチャンピオン、ウィルソンとの友情めいた関係。最後のブラックウィドーとのたわいの無い会話にちょっと感動させられたりと憎めない作品だなぁと。
オラウータンを使ったり、女性の扱いだったりと現代では映画化が難しいのではと思わせる、これはある意味、映画の文化遺産なんだなと思った次第。
