トラック野郎ファイロとオランウータンの相棒クラウドが活躍する『ダーティファイター』の続編。
試合を断ったため、地元ギャングにリン (ロック) を誘拐されてしまったファイロ (イーストウッド)は、試合相手のウィルソン (スミス)と協力し、一味を全滅させ無事にリンを助けたのち、男として、友としてプライドを賭け、二人だけの無観客ファイトを始める。
前作同様、“女郎蜘蛛”を意味する暴走族ブラック・ウィドーのメンバーも登場。
懲りもせず?相変わらずファイロを狙うその姿と行動は、もはやギャグ漫画。
さらにドタバタ劇は暴走族だけにとどまらず、物語全体に広まり、前作よりもコメディ色が増した印象だ。
前作をイーストウッドの俳優キャリアの中で“ちょっとした息抜き作品”と表現するならば、本作は“ちょっと息抜きしすぎた作品”といったところか…。
物語後半、ファイロとウィルソンの決闘場面の観客の中に、YGキャップ (我が巨人軍の帽子)を被った男性を発見!
彼には☆5つを贈りたい。
91 2020