あっくん

幸せはシャンソニア劇場からのあっくんのレビュー・感想・評価

4.6
中古DVD良作発掘作品‼️
シャンソニア劇場を巡る素晴らしき人生賛歌✨✨

👯あらすじ
警察でとある男性が殺人で逮捕された⁉️
事情を聞かれると過去を振り返る…。

1936年のフランスのパリ。
世界恐慌と第二次世界大戦の不穏な空気が漂う中で、下町の人々から長年愛されていたミュージック・ホール「シャンソニア劇場」が不況のために閉館することになった。
そこで長年裏方として働いていたピゴワルはショックで酒に溺れる毎日を送っていた。
そんな中、ピワゴルの息子のジョジョが補導され、離婚した妻に親権を取られることに…。
ピゴワルは息子を取り戻すため、かつての仲間を集めてシャンソニア劇場を再建しようとするが、それは苦難の道のりの始まりだった…。

👯感想
フランスの下町のノスタルジック感が漂う雰囲気とアコーディオンの音色が聞こえる中、邦題とは裏腹にとてもシビアな作品💦(。ŏ﹏ŏ)

希望を持てないほろ苦い現実と厳しい激動の時代に生きる人々…。
その中で何度も息を吹き返してきたこのシャンソニア劇場は、劇場に関わる人達の再会と別れ、希望と絶望、信頼と裏切り、再生と失敗、喜びと悲しみと様々な出来事を見守ってきた…。
仕事を失った劇仲間3人組の行く末は❓
父と離れ離れになった息子の行く末は❓
希望の光の存在感放つ美しき新人女優の行く末は❓

舞台愛溢れる情熱と親子や友情の様々な絆と温かさが沢山詰まっています✨✨(๑•̀ㅂ•́)و
レトロでオシャレな町並みと下町ならではの人情劇でヒューマンは勿論、時にミュージカル、時に恋愛、時にサスペンスと要素は盛り沢山‼️

ラストシーンは哀愁漂う切なさを感じながらも人生劇場の幕引きとも相応しい、静かなる余韻が心から染み染みと伝わりますね✨(⁠ ⁠ꈍ⁠ᴗ⁠ꈍ⁠)

邦題的には勘違いの様な突っ込む部分があるかと思いますが、このシャンソニア劇場が復活していた時は光り輝く夢の様な幸せが詰まっているかもしれませんね✨✨(*^^*)
※原題名は“FAUBOURG 36”…訳は“市街区1936年”。

👯キャスト
監督は名俳優ジャック・ペラン(ニュー・シネマ・パラダイスの中年期のサルヴァトーレ)の甥に当たるクリストフ・バラティエ(コーラス)
※ジャック・ペランも制作に携わっています。本作のキャッチコピーが「あのニュー・シネマ・パラダイスの感動をもう一度」という事で、本作の雰囲気としても匂わせます💦

・主人公ピゴワルのジェラール・ジュニョ(フランス版シティ・ハンター、バティニョールおじさん、コーラス)

主人公を含めた友人三人組として
・友人ミルーのクロヴィス・コルニアック(ロングエンゲージメント)
・友人ジャッキーのカド・メラッド(コーラス、プチ・ニコラ、アプローズ・アプローズ❗囚人たちの大舞台)

・本作の新人で女優の卵・ドゥーラ役のノラ・アルネゼデール(デンジャラス・ラン、アーミーオブ・ザ・デッド)

・ピゴワルの一人息子ジョジョ役のマクサンス・ペラン(コーラス、ジャック・ペランの次男)
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