このレビューはネタバレを含みます
主演のベン・スティラーとドリュー・バリモア、どちらもファンなので鑑賞。
監督のダニー・デヴィートは『カッコーの巣の上で』などにも出演した俳優だそう。
（冒頭、なぜか『奥さまは魔女』風のアニメーションで主人公たちの状況が説明されるのだが、ただの思い付きによるシーンだと推測する...）
主人公夫婦はブルックリンに一軒家を購入するのだが、その二階にはわがままな老女が住んでいた！！その老女のわがままに振り回される夫婦の様子が、この映画全体の９０％の部分を占めている。
この映画の不快な点は、老女が無邪気にわがままを言っているというわけではなく、あからさまに悪意をもって行動しているところである！！
しかも最終的に老女が罰せられない、それどころか、実は警察＆不動産業者とグルで若い大家夫婦に家を買わせ、それを安い額で売らせてその差額でマージンを設ける仕事をしていた！という衝撃的なオチ。わけわかんねえよ！
こんな展開、誰が喜ぶのだろうか…年寄か。鑑賞者が老女と同じ年齢層であれば、年寄版ホームアロンとして楽しめるのかも知れない。
バリモアはゲロはいたり、ババアの口からもどしたキャラメルを顔面で受け止めるなど体張って頑張っているし、スティラーはいつもどおり被害者キャラの天才として、困り顔で被害をうけまくっていたが…映画自体は本当に不快。頼むからラブコメの棚に置くな！
そういえば、主人公夫婦と仲のいい友人夫婦の妊娠が冒頭で発覚するけどあれな何だったんだろうか…。
