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第9地区のぉゅのレビュー・感想・評価

第9地区(2009年製作の映画)
3.7
2020年 鑑賞
ニール・ブロムカンプ監督のSF作品。
舞台となった南アフリカ共和国でかつて行われていたアパルトヘイト政策が反映されたストーリーになっている。

1982年、南アフリカ共和国のヨハネスブルク上空に突如宇宙船が出現した。しかし、上空で静止した巨大な宇宙船からは応答や乗員が降りる様子はなく、人類は宇宙船に乗船しての調査を行うことを決定。知的生命体との接触に世界中の期待が集まる中行われた調査であったが、船内に侵入した調査隊が発見したのは、支配層の死亡と宇宙船の故障により難民となった大量のエイリアンであった...

ドキュメンタリー風の映像やテロップ。隠されて続いた歴史の1ページのよう...
地球に難民としてやってきたエイリアンと、それを拒み、隔離したい、抑圧したい人類との対立。

第9地区に隔離されたエイリアン。エイリアンの日常、エイリアン愛護団体の存在、エイリアンに食料や武器をなどを横流しする闇ブローカーの存在。キャットフードに目がないエイリアン。様々なサイン。暴れ出し、一方的に... 何度か下露するヴィカス(シャールト・コプリーさん)は黒い鼻水を流してから...

ヴィカスはある事情から、被験者となり... その場所を脱走し、第9地区へ... そしてあのエイリアンの元へ行き...

とにかく気持ち悪いっ!だがこんなSF作品は新感覚。この作品を製作したニール・ブロムカンプ監督の頭の中を見てみたい!何からインスピレーションを起こし、どこから発想の種が出てきたのか?エイリアンにもある人間らしい感情。だから私にもニール・ブロムカンプ監督の感覚や発想力は、自分のどこかにあると思うのだが...

ドキュメンタリータッチのSF難民問題から、本格的かつ斬新なSF作品。そこからド派手な撃ち合いアクションへ突入。更に中盤から、●●ットも参戦。少し感動シーンも交え、最後はまさかの... 展開... エビだけに、海鮮丼をベースに、揚げ物と肉が入ったミックス丼。そこにデザートを添えた定食みたいな作品だった!デザートが美味しかった? 個人的には好き!

1259(20-396)
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